ベトナム・ホーチミン市を旅して(1)勇気を持って道を渡れ


 昨年12月、ベトナムのホーチミン市を訪ねた。
 日本から数時間で行けるし、子供たちがすでにベトナムに旅行をしていて、勧められていたこともあった。
 メコン川クルーズやクチにある戦争史跡公園のベトコンが使ったトンネルツアーの体験話なども聞いていた。

 ベトナム行きを決めたのは8月頃で、10月の消費税値上げ前に駆け込みで航空券とホテルの手配をした。
 クチのトンネルは狭いと聞いていたし若くもないので、メコン川クルーズの現地ツアーだけを旅行社に頼んだ。

 飛行機は成田を午前中に出て、ホーチミン市郊外にあるタン・ソン・ニャット空港には午後に着く。空港から中心街にあるホテルまでは車で行くが、車とバイクで溢れかえる道路は大渋滞で、約8キロの距離を小一時間かけていく。
 フランス統治時代の名残りか、交差点はロータリー方式のラウンドアバウトで信号がなく、渋滞に拍車をかける。

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 バイクは車線を守らないし、割り込みもし放題なので、車はクラクションを鳴らしながらバイクの海をかき分けるように進む。
 バイクのエンジン音は煩いし、クラクションは鳴り続けるしで、騒音が凄い。
 これを新興国の活気と呼ぶなら、確かに日本からは失われたもので、60年代から70年代の東京がこんなだったろうか。

 あの頃の東京は交通戦争と言われるほどにモータリゼーションが進み、排気ガスが凄かった。光化学スモッグもあった。
 ホーチミン市も排気ガスが凄いのだろう。バイクのライダーはみんなマスクをしている。歩行者もマスクをしている。

 車はホーチミン市で最も繁華なドンコイ通りの突き当り、サイゴン川を望むホテルに着いた。
 チェックインを済ませて荷物を置く。明朝のメコン川クルーズ・ツアーのバスのピックアップが少し離れたロッテホテルなので、下見を兼ねて街に出る。

 ホーチミン市には信号があまりない。たまにあっても車は信号を守らない。
 横断歩道があっても車は止まってくれない。勇気を持って車道に降り、車を制止しながら渡るしかない。そうしなければいつまで経っても道路を渡れない。
 怖がる連れ合いの手を引きながら、車を牽制しつつ横断歩道を渡る。車はスピードを落とすだけで止まらない。

 渡り終わると、同じように女性の手を引いて横断歩道を渡っている西洋人の老カップルが目に入った。
 連れ合いは車を運転しないので運転者の心理がわからない。ベトナムでは運転者の顔を見て心理を読まないと、道路を渡れない。


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